生活支援相談員

最近の若い者は…

投稿日:2019年9月24日 更新日:

我が家の「若いもの」予備軍です(小2と小4)

気付いてみれば40代。年月がロケットなみにマッハで過ぎてく今日このごろです🚀🚀🚀



最近自分の友人や奥さんなんかの間でよく聞かれる言葉

「最近の若い者は…」

「自分たちの若い頃は…」

これらの言葉について思うところがありまして😃



まず結論から話しますが、自分は普段、この言葉をつかう事がほとんどありません。



なぜなら

自分の若いころより今の若者のほうがだいぶマシだから😱💨

これにつきます。



批判覚悟で書かせていただくと、定職に就いて、きちんと決められた時間に仕事に来ているだけで、自分の中では「普通以上」という認識なのです。

ましてや介護の仕事です。知力、体力、時の運…すべてをフル活用してなんとか乗り切っていくような毎日ですよ。二十歳そこらの若者が逃げずに仕事に来ているだけで「たいしたものだ」と感心します。

たしかに自分も、若いころは運送会社で真面目に仕事をしていました。しかし何かとさぼりがちで「通勤途中、でかいバッタを踏んで気分が悪くなった」「ドラクエ5が佳境を迎えた」などのしょーもない理由でよく仕事を休んでいたのを覚えています😢



今になって思いかえすと、当時の自分は、自分がどういう人間か考えようともしませんでしたし、当然やりたい事がなんなのかもわかっていない…そんな状況にあったような気がします。



ですのでカッコつけでもなんでもなく、「最近の若い者は…」というセリフが使えないのです。




しかしこんな自分でも自信をもって言える事があります。それは

「出勤したのならきちんとやろう」

という事です。




会社という場所は、どんなにきれいごとを並べても、しょせんは他人同士の集まりです。そこには優しさや思いやりは本来存在しないのです。

見ず知らずの者同士が集まって、一つの共通の目的のために活動し、その対価として賃金をもらう…それが働くという事なのでは?

まず、「きちんとやる」事。「きちんとやる」というのは、ズルをしない事。職員ひとりひとりが「自分だけなら、まあいいか」とズルをしてしまったら目的の達成など絶対に無理ですから…



「『きちんとやる』ではあいまいすぎる。もっと具体的に説明しないと若者には響かない」と研修で教わったことがあります。本当にそうなんでしょうか?「きちんとやる」は「きちんとやる」。小学生でもわかる簡単なことです。

今の若者は、おそらく自分たちが若者だったころよりいろんな意味で賢く、理知的です。そんな彼らに「きちんとやる」の意味がわからないとは到底思えません。もしわからなかったとしても、その時に教えてあげればよいだけです。



介護の仕事につくまでさまざまな仕事をしましたが、どんな荒くれ者でも、出勤したら「きちんとやる」という暗黙の了解で働いていました。

なぜなら、ズルはかならずばれるから。

自分はうまくやっているつもりでも、周囲には確実にばれています。ただ本人に伝えていないだけです。ズルをやめないのなら、自分が気づかないうちに、組織のなかでどんどん軽く扱われる存在になっていくでしょう。そして仕事がおもしろくなくなり、またズルをする…という悪循環です。



もちろん体調不良、精神の不調、身内の不幸など…つらい時、哀しい時、人間だから休むのはあたりまえです。そのために有給休暇があるのです。

しかしいざ出勤したら自分の最大限の能力と気配りを、同僚や利用者様にむけるべきです。



「最近の若い者は…」というセリフを使うために、まずはもう若くない自分から、「きちんとする」事をこころがけたいです。

-生活支援相談員
-,

Copyright© ひとにやさしく , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.