生活支援相談員

「後ろに立たないでください!」

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私の働いている施設では、朝礼の時に夜勤明けが夜間帯の様子を申し送ります。

基本的に立って、日誌を見ながら申し送りをするのですが、私はその内容を聞いているうちについつい覗き込むように職員の後ろに立ってしまいます。

この間の朝礼で初めて、職員に「なんで後ろから覗き込むんですか?夜勤が読み上げてるんだから見なくていいでしょ??」という指摘が。

でも私としては、うしろから覗き込むのには、きちんと理由があるのです。

それは、その記録を書いた職員が誰なのかを知りたいから。

検温とか血圧とか、自力摂取される方の食事量とか、そういうのは覗き込みません。数値で出るので誰が記録してもいっしょです。

自分が観るのは利用者様の様子を記した文章です。

「入浴を勧めたが、強く拒否された」

「◯◯したら介助への拒否が少なかった」

「言葉かけに笑顔が見られた」

など。

これらの介助は、「職員が誰だったのか」が、私の中でかなり気になります。

若いのか年配なのか、男性なのか女性なのか、新人なのかベテランなのか…もっと突き詰めればその職員が普段どんな事に喜んで、どんな事に不安を感じる職員なのか。

介護という仕事において利用者様と職員の「相性」の占める割合はたいへん大きいものだと思っています。

朝礼で記事の内容を読み上げるとき、利用者様の名前はわかりますが、誰がおこなったケアなのかまでは覗き込まないとわかりません。

うしろに立つ前に「あ、この記録は◯◯さんだな。」など予想しますが、だいたい外れた事はないです(自慢)。

でもたまに予想が外れたとき、その職員さんの以外な一面を見れたような気がして、少し嬉しい気持ちになります。

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