今日は近所のグランドで消防団の訓練がありました。最近、近隣の町村では消防団に加入することに難色を示す若者が多い「らしい」ので、今日は消防団について書いておこうと思いました。
注:多いらしい、というのは自分の町には若者そのものがほとんどいないからです。
消防団の活動はボランティアというイメージがありますが、年に一度お金がもらえます。4月ころに振り込まれるそれは、普通に活動に参加していれば4~5万円もらえていました。また退団の時もまとまったお金がもらえるそうです。
めったにありませんが山火事や民家の火事、川で人が溺れた時などに出動要請がかかります。本職の消防士の邪魔にならないよう気を付けますが、消防署の職員いわく「土地勘のある消防団の協力は非常にありがたい」との事です。
また介護の仕事と一緒で直接困っている人を助ける活動なので、「ありがとう」「たすかった」など感謝の言葉をもらえると気分がいいですね。
私のように田舎の老人ホームで働いていると、利用者様の中に少なからず「若いころ消防団が大好きだった」といったおじいさんが存在します。往々にしてそのような方は気難しかったり、偏屈な方だったりするんですが(笑)
山火事の時に山中で夜を明かした話や、年に一度の操法大会で県の大会に出た事など、嬉しそうに話をされます。そしてなぜその方がその話を楽しそうにされるのかなんとなくわかるのも、消防団をやってるメリットです。
どんな集団でも、そのコミュニティの雰囲気を知るためにはそこに身を置いてみるのが一番ですよね。