コロナ禍のせいで長らく会議や研修をしてませんでしたが、先日ひさしぶりに研修と会議を開催することができました。
今回は移乗に関する研修です。移乗は大きな力を加える身体介助のため、利用者様に思いがけない怪我をさせてしまう危険性をはらみます。
今回はベテラン職員の移乗介助を動画におさめ、それを全員で鑑賞する形にしました。動画を一時停止しながらの説明もあり、わかりやすい研修ができたかと思います。
下準備として、移乗の様子を撮影している際、私はふと気づきました。
「自分の姿って、思ってるほど客観的に見れていないなぁ…」
そして思いつきました。私達が普段なにげなく行ってしまう動作。それを客観的に見てみようと😁
足を組んで座る、立ったまま水分摂取の介助をおこなう、利用者様が座っておられるリクライニング式車いすにもたれかかる、車椅子を片手で押す…これらの動作を自分が実際におこない、それを動画におさめて見てみました。その結果…
これはいけない…マジでやばいぞ🤢🤢🤢
とにかく感じが悪いです。悪いどころじゃない、下手すれば通報ものです。いい年したオッサン(私)がこのみっともなさ…せっかくなので研修のときに介護職員さんに見てもらいました。
やはり、といいますか予想通りといいますか…職員のみなさん、一様に危機感を抱いていただけたようです😅
この方法はおすすめです。本当に「こんなに見苦しく映るのか…」とびっくりすることうけあいです🤢
なぜここまで不快な風景になるか分析してみました。結論から述べると、その風景に「状況を把握できてない利用者様がいらっしゃるから」です。
車椅子を片手で押してても、それに利用者様が乗っていなければ不快な風景になりません。立ったままの水分補給支援も、花に水をやっているのならなんてことない風景です。車いすにもたれかかる…そこに利用者様が乗っていなければそこまで不快な風景にはなりません。利用者様自身、無礼な態度をとられている事にきづいていない事実が、また不快さに拍車をかけます。
自分以外の人間、特に高齢の方と関わる時、そこに礼節やマナーは不可欠です。人様の前でそれを欠いた状態、しかも自分自身がそれに気づいてない…想像してください。これほどみっともない光景があるでしょうか?