お年寄りから

介護の「一期一会」

投稿日:2019年8月17日 更新日:

今日は光市でおこなわれた介護に関するイベントにお邪魔しました。目的は同僚がかんばっているパフォーマンス集団「Jack」の応援と、介護を題材にした映画の鑑賞です。

はじめて見た、映画「ケアニン」

今まで気にはなっていたものの、なかなか見る事ができなかった映画「ケアニン」。最初から最後まで同業者ならではのほほえましいシーンが満載でした。

「実際の現場で、こんなにうまくいきっこない」?

そうかもしれないし、そうでないかもしれません。作中で施設長らしき方が新人を「経験をつむしかない」と激励するシーンがありますが、実際そのとおりです。

目の前にどんなお年寄りがおられても、どのように認識するかは完全にこちらの自由です。

お年寄りが転倒

このシーン、ショックを受けました。体が一瞬硬直するほどの衝撃で、そこまで自分が動揺した事に驚きました。

実際の介護の現場、特に特別養護老人ホームには転倒やけがはつきものです。さんざん目の前で見てきましたし、何度も対応してきました。しかし現場を離れて2年が経とうとしている今、転倒や事故の恐怖は忘れてしまっていると思っていたのですが…

心の奥底には、仕事を始めたころのトラウマがあったのでしょうか。初めて介護事故を目の当たりにし、慌てふためいていた自分の事を考えていました。

同時に、そのころの自分の気持ちも。

一期一会

介護の仕事に就いたころから、この言葉が好きでした。一会(いちえ)の「会」は出会いよりも機会の「会」だと考えています。出会いならひとりにつき一回ですが、機会は同じ人に何度も訪れます。お年寄りに関わるそのたびごと、一期一会の心情でいられたらなあ、と思います。

少しネタバレかもしれませんが…主役の青年が最後にもらったプレゼント、あれは反則ですね(泣)

会場を後にするとき心から「来てよかった」と思いました。映画の前座を務められた「Jack」の方々、大変おつかれさまでした。

【追記】ケアニン、続編の話があるようです。面白そうですね!

『ケアニン』上映会が1,000回突破で続編の製作決定! 戸塚純貴の主演続投、舞台は特養へ

https://www.atpress.ne.jp/news/184562

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