どこの職場でも、職員の指導には悩みがつきものですよね。
職場で介護主任と雑談していたところ、新人の指導に関する話題になりました。介護主任が参加した実習指導者研修のなかで、講師の先生から「注意するだけでなく、相手のいいところを見つけて褒める」といった内容のお話があったそうです。
「一叱ったら二褒める」
という言葉の通り、叱るだけでなく褒める、それも叱る以上の頻度でそれをおこなうという考え方です。
言い換えると「一叱るために二褒めておく」という事になるので、指導者は叱りたい職員がいたら常にその職員を意識して、積極的によいところを探しておく習慣を付けないといけません。ひとこと言いたい場面は嫌でも目に止まりますが、褒めるところはなかなか見つからないはずです(だからこそ指導が必要なのですから)。
感覚的には
「とにかく褒めまくる!!」
くらいの気持ちでちょうどいいかと。
難しいかもしれませんが、これを実践しないと、新人職員にあまり話を聞いてもらえなくなる可能性があります。
誰だって人から自分のやり方を指図されるのは受け入れがたいものです。いくら行動が子供じみていても、本当の子供と同列にしてはいけません。
また指導する側も好きで叱ってるわけではないので、
「よくやってるね」
「がんばってるね」
「おかげでたすかる」
といった言葉をかけていくほうが気が楽というものです。