突然ですが、同僚の結婚式に招待していただけました。
結婚式といえばスーツです。PTAの会合などで着用する機会があり、「だんだん小さくなってきてるな…」と危機感を感じていました。
という事で「あすけん」というアプリでダイエットを開始!
現在身長180cmの体重78.5kg。BMIはいちおう標準ですが、腹回りがヤバイ…
私にとってダイエットという経験は人生で初めて。それなりの覚悟をもって始めたのですが
これが思いのほか、楽しい。
まず食事のカロリー計算。高カロリーと思っていたものが意外なほど低いカロリーだったり、またその逆だったりと発見があります。
人間が1kg痩せるためには約7000キロカロリーの節約が必要だそうで、1食を500キロカロリーとして計算すると2週間食事を1日2食にして間食をしなければ1kg痩せれるといった計算になります。
こう聞くとかなり厳しそうですが、実際には3回の食事を少しずつカロリー制限して、間食をやめるだけで500キロカロリーの節制は可能です。2週間で1キロですから、4週間(1ヶ月)で2kg痩せれる計算になります。
ただし基礎代謝率や運動量など様々な要因がありますので、計算通りにいくとは限りません。
私がダイエットをして一番新鮮だったのは「飢える」という感覚の新鮮さです。
相談員になってからというもの、座って仕事をする時間が一日の大半を占めるようになってしまいました。介護職員の休憩室には夜勤が残していったおやつが置いてありますし、「ハラが減ったな~」という飢えの感覚から長らく遠ざかっていました。
食事やおやつを制限し、「ひどい空腹」という感覚を久しぶりに経験しました。それは予想に反してさわやかな感覚で、自分自身の生命活動を自覚できたような気がしました。
その飢えた状態で食事に臨むのですから、なにげない料理がとてもおいしく感じます。ドレッシングをかけただけのサラダでさえ、新鮮な味わいでした。
また適度に飢えている状態は頭の回転も冴えますし、精神状態も安定しているように感じます。
同僚にもダイエット中を公言しました。「目の前で食べてごめんねー」など言ってくださりますが、食欲を我慢している自分が、なんというか少し高尚な人間になれているような気がして、「いいな、食べたいな」という欲求は湧いてきません。
まだ初めて5日間しか立っていませんが、なぜか体調もよくなったような気もします。ろくすっぽ食べてないのに関わらず、です。今までの自分がいかにダラダラ飲み食いしていたか気づくことができました。
どうやら、食事というものはただ「食べればよい。」というものではなさそうです。施設に入所されているお年寄りも、とにかくたくさん食べる事を推奨されます。しかし数値だけでは表せない、その方その時期の「適正量」があるのではないでしょうか。
食事介助をしていた時、もの言わぬお年寄りが、ふと食事以外に気をとられる時があります。言葉ではうまく言えませんが、そういった時に「もう食べたくない。」と感じておられるのかも…
食事介助は、介護の仕事の中でも特に難しく、重要な支援のようですね。