突然ですが、クロマニヨンズというバンドが好きです。
昔、ブルーハーツだった甲本ヒロトと真島昌利を中心にしたロックンロールバンドです。
このバンドは1年に1枚、アルバムを出していますが、毎年自分の誕生日の時期と重なるので発売時期が覚えやすいですね。
子供の頃からブルーハーツが大好きでした。当時はBOOWYやXが大人気で、自分の友だちもみんな聴いていましたが、自分はブルーハーツが好きでした。「ブルーハーツだけ聴いておけば問題ない」的な、妄信に似た状態で聴いていました。
最初に好きになったのは「TRAIN-TRAIN」という曲です。「はいすくーる落書」というドラマの主題歌で、ドラマ自体はあまり興味がわかなかったけど、主題歌であるこの曲はラジカセに録音して何度も聴いていました。
「聖者になんてなれないよ だけど生きている方がいい」
「世界中に定められたどんな記念日なんかより、あなたが生きている今日はどんなに素晴らしいだろう」
こういった正直な歌詞とエイトビートのリズムが、完全に胸に突き刺さりました。
それからアルバムを買って聴きまくっているうちに、なぜ自分がブルーハーツに惹かれたのかがわかるようになりました。
「僕たちを縛り付けて一人ぼっちにさせようとしたすべての大人に感謝します」
これは「1985」という曲の歌詞ですが、ピンと来ました。
「この人達は何にも縛られていない、だからカッコイイのだ」と。
「生まれたからには生きてやる」
「大人も子供も関係ないよ 左も右も関係ないだろ」
ほかのロックバンドのほとんどが長髪、メイクで「大人なんてみんな腐っている!」「言いなりになるな!」など歌っていたとき、適当な服と髪型のブルーハーツは「そんなことどうでもいい」と歌っていたのです。
自分たちはただ生きているだけ。ロックンロールで楽しんでいるだけ。
自分も年をとり、アルバムを買って聴いても当時のような熱にうなされることはありません。しかしあいかわらずのヒロトの声とマーシーのギターにはワクワクさせられます。本当に変わらない人たちだなぁ
しかし先行シングルの曲目が「クレーンゲーム」と「単二と七味」ってどうなの…