しかし蒸し暑いですね…あおり運転にびびってドライブレコーダーを購入するか真剣に迷っているこのごろです。
最近、あおり運転の報道が増えましたね~…
ほとんど毎日、ネットやニュースで紹介されています。そのほとんどがドライブレコーダーの映像で、決定的(?)瞬間をおさめた映像はノンフィクションの臨場感にあふれていて、観ていておもしろいです。
そして唐突にひとつの疑問が浮かびました。
「君はなぜ、そんなに腹がたっちゃったの?」
という疑問です。
あおり運転をおこなった理由のほとんどは「無理な車線変更をされた」「目の前をゆっくり走られてイライラした」「クラクションを鳴らされた」などの、ささいなものです。たしかに腹が立つのはわかりますが、相手や自分自身の命を危険にさらすまで興奮してしまうような事ではないでしょう。
特別養護老人ホームの利用者様にも、非常に怒りっぽい方が散見されます。ほとんどの場合、「昔はこんなに怒りっぽい人じゃなかったんだけれど…」という場合が多いです。
なぜ高齢者になると怒りっぽくなるのか?
「認知症」のひとことで片づけられてしまう事が多いのですが、少し調べると怒りの感情を生み出す「大脳辺縁系」、それを抑制する「前頭葉」という言葉が出てきます。
つまり加齢により前頭葉の機能が低下し、大脳辺縁系で生み出された感情をコントロールできなくなったため、怒りの感情が表出しやすくなるという理屈です。
しかしあおり運転に関しては、そのほとんどが若者、または中年層です。これはどういう事でしょうか?前頭葉の機能低下を加齢のせいにするのは少し無理があります。
そこで自分の出した結論は
「昔に比べて日本人の前頭葉が劣化してしまっているのでは?」
という事です。
自分も含めてですが現代人は、「耐えしのぶ」「我慢する」ことを強制される状況が少なくなっていると思います。前頭葉を使わされる機会が減ったため、その機能がおそまつになってしまっているという仮説です。
自動車に乗り慣れている現代人の足腰が弱くなってしまったように、前頭葉が使われないことで機能が低下してしまったのではないでしょうか。
あおり運転の報道を見るたびに、「老後のために、普段から前頭葉をフル稼働させる習慣をつけて置かねば」という決意を新たにしています。