皆さんお疲れさまです。今日も暑かったですね…
外でお仕事をされている人は大変だろうなぁ。今年の夏は例年より暑くなるようで、今からうんざりしてしまいます。
こんな暑い日には、昔やっていた道路交通整備のアルバイトを思い出します。炎天下、高温のアスファルトを敷いていく道路工事なんかにあたると、本当に地獄なんですよ。しかも持ち場を離れられないから水分補給やトイレもままならない。毎朝仕事に行くのが嫌で嫌でたまりませんでした。
介護職はとても大変な仕事ですが、なんだかんだ屋内の仕事です。外の仕事の暑さ寒さに比べたら…真夏の入浴介助でも、いくぶんかマシと言わざるを得ません。仕事中に愚痴ばかりこぼしている職員を見ると、「他にしんどい仕事した事、ないのかもな。」と考える事が多いです。
介護に限らず、仕事はなんでも、しんどくて面倒くさいものです。
最初に「介護はお年寄りの笑顔がいただける、素敵なお仕事」とか「お年寄りに感謝され、お金までいただけるお仕事」などの美辞麗句を信じてこの仕事に就いた方は、実際に働き始めると、かなりがっかりするのではないでしょうか。
私の話は基本的に特養を前提としています。特養では、ほとんどの利用者さんがなんらかの理由で不自由な生活を強いられています。身体能力の低下、認知能力の低下、ストレスから来る人間関係不和、確実に弱っていく自分…挙げればきりがないほどです。
それなのに、職員だけに「楽しい」や「嬉しい」が生まれる?普通に考えて、難しいと思います。
お金を払って利用されている方は苦しんでいるのに、お金を稼いでいる私たちだけがその傍らでワイワイキャッキャと楽しんでいる。実はけっこう不適切なシーンになってしまってるんじゃないかと、仕事を始めた頃はしょっちゅう不安になっていました。
鬱になるまで苦しむべき、とは思いませんが、「職業として介護に携わる我々は、ちょっとやそっとじゃ弱音は吐けない」が私の個人的な考えです。もっと弱音を吐きたい、不自由な人がすぐ目の前にたくさんいるんですから。
たまには愚痴も言うけれど、一段落したら「しゃーない、やるか。」と過酷な現場に笑顔で向かっていく。
私にとっての「かっこいい介護職員さん」は、皆さんこういったタイプの方でした。